感想・レビュー– category –
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感想・レビュー
【ネタバレなし】テーマは社会問題、読後に残るのは“人”──「ブレイクショットの軌跡」
逢坂冬馬さんは気になっていたけれども読めていない作家の1人だった。2022年本屋大賞を受賞した「同志少女よ、敵を撃て」(早川書房)も読めていない。すでに文庫化されているにも関わらず。そんなぼくが、2025年10月に逢坂さんの最新作「ブレイクショッ... -
感想・レビュー
【ネタバレなし】「グラスホッパー」が教えてくれた、再読という楽しみ
初めて再読した小説が「グラスホッパー」(伊坂幸太郎/角川文庫)だった。 この記事は「グラスホッパー」(伊坂幸太郎/角川文庫)を読んだ感想(ネタバレなし)を一般的なレビューとは少し異なる視点でまとめています。 再読しない人間だった 筋金入... -
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【ネタバレなし】就活を知らずに生きてきた40代が「何者」を読んだら──13年越しの一撃
2025年の年末に、第148回直木賞を受賞した『何者』(朝井リョウ/新潮文庫)を読んだ。発表は2012年下半期。刊行から13年が経ち、その間に多くの人が感想やレビューを認(したた)めては、インターネットという大海原へ、ボトルシップのように投げ込んで... -
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【ネタバレなし】島崎みゆきという高すぎる壁|「成瀬は都を駆け抜ける」
王道の青春小説である成瀬シリーズの最新作にして完結編「成瀬は都を駆け抜ける」(宮島未奈/新潮社)を無事に読破した。過去作である「成瀬は天下を取りにいく」と「成瀬は信じた道をいく」からの3作目となるこの作品から光を見た。過去作を含めてネタ... -
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【ネタバレなし】ページを捲らざるを得ない──「PRIZE-プライズ」|26年本屋大賞ノミネート作
※2026年本屋大賞ノミネート作 不穏な空気、疾走感。読み終えた直後、頭と心が「これは文章として残しておいたほうがいい」と反応した。 今回紹介するのは、村山由佳さんの『PRIZE-プライズ』。まさに「直木賞」そのものをテーマにした、作家たちの業(...
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